キャンプのご飯時、「固形燃料でメスティン炊飯をしたら失敗した!」という経験をした方も多いのではないでしょうか。
せっかくのキャンプの醍醐味であるキャンプ飯でご飯が炊けていないとなると悲しさの極みですよね。
実は私もメスティン炊飯で失敗したことが何回もあるんです…!
蓋を開けてみたらご飯に芯が残っていて食べれたものでなく、夜ごはんのカレーをルーのみで食べるという経験をしたこともあります。
ここでは、そんな私が失敗を繰り返してあみ出した、なぜメスティンの固形燃料での自動炊飯で失敗するのか、その原因と絶対に失敗しない炊飯の方法について紹介していきます!
この記事で紹介している方法を実践していただければ、メスティン炊飯で失敗なく絶対成功すること間違いなしです!
成功率100%でキャンプ飯を楽しい時間にすることができますよ♪
それではさっそく本題です。
【メスティン炊飯】固形燃料で失敗する原因は?
メスティン炊飯の固形燃料で失敗する最大の原因は、ずばり風と気温による火力不足です!!
キャンプ場で失敗しないようにと自宅で練習した時は成功したのに、いざキャンプで実践したら全然炊けてない!!
なんてことは、実はよくあるんですよね。
多くの人がメスティンの自動炊飯をするときに、このような折り畳み式のポケットストーブと市販の固形燃料を使っているのではないでしょうか。
もともとエスビットというメーカーが販売していたこのポケットストーブは固形燃料との相性抜群で一躍有名となり、今ではダイソーやキャン★ドゥなどの100均でも売られているほどです。
そんなメスティン炊飯のためにあるような自動炊飯グッズも、野外のキャンプ場ではうまく使えないことが私の十数回の失敗から判明されました(泣)
もちろん成功する時も3~4割くらいありますが、それ以上に失敗の方が多いと毎回運試しのようなドキドキのご飯タイムになってしまいます。
そんな私の失敗の経験から分かった具体的な原因と結果がこちらです↓
- 風が強いと炎が揺られ、安定してメスティンが温まらない
- 風防で全面を囲って炊飯しても気温が低い冬場は無理
- 夏場でも山や標高が高い場所は火力が足りない
- 完全に風防で囲っていたはずなのになぜか炊けてない→固形燃料の問題
- 昼間の炊飯は成功するのに夜は失敗→気温の関係
などなど、こんな感じでしょうか。
風防をしていても、こんな感じでは風があたって失敗してしまいます。
もちろん米の浸水時間や蒸らし時間なども関わってきますが、いつも
- 30分~1時間の浸水
- 炊けた後はタオルにくるんで15分の蒸らす
をしっかりとやっているので、失敗の原因のほとんどが火力(加熱)不足による問題です。
夏場の無風の低地のキャンプ場では成功率がぐっと上がっているので、やはり風と気温が原因といえるでしょう。
メスティン炊飯の固形燃料での失敗は「風と気温による火力不足」が原因だった!
【メスティン炊飯】固形燃料で炊く時の対策と方法
原因が火力不足とわかったので、次はその対策をしていきます。
天敵は風と気温!
なので、それに負けないメスティン炊飯の最高の環境を整えてあげましょう!
固形燃料でのメスティン炊飯のための環境づくりはこちら
- テント内での調理が可能なら、風を防ぐためテント内で炊飯!
- (特に冬場や気温の低い場所では)固形燃料と五徳の下にステンレストレイなどを敷いて下からの冷気をガード
- 外からの風と外気を防ぐためにメスティンを風防でぐるっと一周囲む
- 風防の上を蓋するように穴を空けた段ボールなどをのせる(飛ばないように重しものせる)
後は固形燃料に火をつけて、勝手に火が消えるまで待ちましょう♪
これだけ囲ってしまえば、風に吹かれ固形燃料の火がゆらぐこともありません!
実際にこの環境でメスティン炊飯実験した結果
メスティン炊飯の環境が整ったら実際に炊いてみます!
今回は、
- マンション11階のベランダ、洗濯物がゆらゆら揺れるくらいの風
- 真冬2月の夕方17時半、外気温6度
という環境下で実験してみました!!
固形燃料に火をして待つこと約30分。
そして・・・見事に成功!!
水が多かったせいで少し柔らかめにはなってしまいましたが、芯もなく全体的にしっかり火が入っています♪
実際にすべての環境下で実験したわけではないのですべての条件で成功しました!!とは言えませんが、この方法でだいぶ失敗が減りました!
夏や冬、場所によっても条件が変わってくると思うので、臨機応変に対策してみてください。
絶対に風に煽られないように、メスティン炊飯の周りを風防と蓋をして風をガードしよう!
【メスティン炊飯】固形燃料の燃焼時間は必ずチェック
先ほどから「失敗の原因は風と気温だ!」と声を大にして言っていますが、もう一つ気をつけたいことがあります!!
それは固形燃料の燃焼時間です!
100均でも手に入る固形燃料、実はメーカーによって燃焼時間が違うんです。
私がよく使うのはダイソーのものですが、これは燃焼時間20~23分となっています。
しかし、キャン★ドゥの固形燃料はなんと15分!
鍋で炊飯する時でも、沸騰してから15分ほど加熱しないといけないので、これでは完全に火力不足です!
なので、固形燃料でメスティン炊飯される場合は固形燃料の燃焼時間もしっかりと確認しておくといいでしょう。
固形燃料の燃焼時間はメーカーによって様々なので、事前に要チェック!!
【メスティン炊飯】絶対に成功する方法!お米を美味しく炊くならこれ一択!
メスティン炊飯で「とにかく失敗したくない!!」という場合はシングルバーナーを使って炊飯しましょう!
いわゆる最終兵器です。
シングルバーナーなら安定した火力で炊飯できるので、火力不足で失敗する心配がありません!
ほんと何回も炊飯に失敗していると、確実に成功する道を選んでしまうんですよね(笑)
固形燃料のほったらかし自動メスティン炊飯に比べると、自分で火力を調整しないといけないし、バーナーを使うので他の料理に使えなくなってしまうというデメリットはあります。
しかし、基本の炊飯方法を覚えてしまえば、冬でも標高の高いところでも安定した火力で確実にご飯を炊くことができます。
それでは、今回もさっきと同じ条件の
- マンション11階のベランダ、洗濯物がゆらゆら揺れるくらいの風
- 真冬2月の夕方18時半、外気温6度
で実際に炊飯していきます!!
シングルバーナーでのメスティン炊飯の方法
シングルバーナーでメスティン炊飯方法は以下の通りです。
①お米を洗い、水を入れて最低30分以上浸水させる
②バーナーに火をつけ、中火~強火の間くらいで加熱する。(2~3分程度)
③メスティンの中が沸騰したら火力を弱火に落とし、15分程加熱する。
風が強い場合はこのように風防をしておくと安心です!
④途中蓋が上がって外れそうになるので、蒸気を逃がさないために石などの重しをのせる
キャンプなら缶詰とかを置いておくと一緒に温まって一石二鳥です!
⑤15分経つぐらいになると蓋周辺の泡がなくなり、チリチリという音が聞こえてくるのでそれが聞こえれば強火にして5秒数えて火を止める
不安な場合はそっと中を覗いて確認するとよいでしょう。
まだ水っぽければ炊飯時間を少し追加します。
⑥タオルにくるみ、蓋を下側にして数回降りひっくり返したまま15分ほど蒸らす
以上です♪
蒸らしが終わって蓋を開けてみると・・・
大成功~!!!しかもさっきの固形燃料の時よりもふっくら炊けていて底に焦げもありません!
一口、味見をしてみると・・・びっくりするくらい美味しい!!
水の量もそこまで違わなかったのですが、やはり火力が安定している分、蒸気がしっかりと出てちょうどよい水分量になったのかもしれません。
改めてシングルバーナー炊飯のすごさを痛感しました。
シングルバーナーでの炊飯は慣れるまでは火力調節が難しいかもしれませんが、固形燃料と違って火が弱いかな?と思ったらその都度火力を変えることができるので本当に便利です!
ちなみに私もこの炊飯方法に変えてから固形燃料には戻れません。
失敗続きでお困りの方は是非一度この炊飯方法を試してみてくださいね♪
シングルバーナーでのメスティン炊飯をマスターすれば、絶対に失敗しないし美味しく炊きあがる!
まとめ
今回は、「【メスティン炊飯】固形燃料で失敗!?その原因と絶対に成功する方法」と題して、メスティン炊飯の失敗の原因と上手に炊ける方法について紹介してきました。
これだけ対策しておけば、キャンプの夜ご飯の時に「ごはんがなーい!!」っていう最悪の事態を防ぐことができます!!
シングルバーナーを使うことで炊飯の成功率をぐっと上げることができますよ。
いやいや、シングルバーナーを使わずにやっぱり固形燃料でほったらかし炊飯がしたい!!という場合も、しっかりと環境を整えてあげてメスティンで美味しいごはんを炊きましょう♪
みなさんのキャンプ飯の時間がより楽しい時間になるといいですね!!
最後までご覧いただきありがとうございました。
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