グラス入りのキャンドルを作る時、100均で売っているような安いガラス容器を使って本当に大丈夫なのか不安になってしまいますよね。
火を灯すから耐熱容器の方が安心だけど、耐熱容器は値段も高いしデザインも多くないので、できることなら安くてかわいいガラス容器を選んでキャンドル作りをしたいですよね!
この記事では、
- キャンドル作りのガラス容器は100均でも大丈夫なのか
- キャンドル作りでガラス容器を使う時の注意点
- 作ったキャンドルの安全確認について
- 安くでキャンドル作りに使えるガラス容器について
といった内容についてご紹介します!
安く手に入る100均のガラス容器でも、この記事を読めば容器の選び方や安全な使い方までばっちり知ることができ、安心してキャンドル作りをしていただけると思います♪
それではさっそく本題です。
キャンドル作りのガラス容器は100均でも大丈夫?
結論から言うと、キャンドル作りに耐熱のガラスじゃない100均のガラス容器でも使えます。
キャンドル専用の通販サイトなどで売られているガラス容器も、実は100均に売られているものと同じものです。
私もネットで購入した後、100均に行ったら「同じのあるやん!」って思わずツッコんでしまいました。
(しかも100均だと110円と少し安くて嬉しい!)
私もキャンドル作りを始めた頃は「耐熱じゃなくて大丈夫なんかな!?」と心配していました。
でも、実際にキャンドル教室やキャンドルワークショップで扱われているガラス容器も、ほとんどが耐熱ではないガラス容器なのです。
耐熱容器は確かに普通のガラス(フロートガラスやソーダガラス)よりも、低くて約500度~800度と、熱さに耐えれる温度は高いです。
しかし、どんなガラスでも急激な温度変化や小さな傷や亀裂が少しでも入っている状態で熱すると割れてしまいます。
では、ガラス容器を扱う際の注意点や安全な使い方を具体的に見ていきましょう。
キャンドル作りでガラス容器の使う時の注意点4つ!
ここでは、キャンドル作りでガラス容器を扱う時の注意点を4つ紹介していきます。
- 急激な温度変化に気を付ける
- 使う前に小さな傷や亀裂・ヒビがないか確認する
- ガラス容器の口が広いものを選ぶ
- 芯のサイズに気を付ける
ガラスの構造上、どんなタイプのガラスでも割れるときは割れます。
なので、キャンドル作りでガラス容器を選んだり扱う時は次の4つの点に注意しましょう!
急激な温度変化に気を付ける
キャンドル作りでガラス容器を使う時の注意点の1つ目は、急激な温度変化に気を付けることです。
冬場だったり、寒い部屋に置いていたキャンドルにいきなり火を灯すと割れる可能性は高くなります!
これはガラス容器の温度が低い状態でキャンドルに火を灯したことで容器が急に熱されるからです。
なので、寒い時期はキャンドルを温かい部屋に保管しておいたり、寒いところから持ってきてもしばらく時間がたってガラス容器が冷たくないことを確認してから火を灯すようにしましょう。
使う前に小さな傷や亀裂・ヒビがないか確認する
キャンドル作りでガラス容器を使う時の注意点の2つ目は、使う前に小さな傷や亀裂・ヒビがないか確認することです。
ガラス容器に傷や亀裂・ヒビ等が入っていると、容器が熱されたときに割れやすくなります。
キャンドル作りを始める前や、お店で購入する時にも傷や亀裂・ヒビがないことを注意して確認しておきましょう。
ガラス容器の口が広いものを選ぶ
キャンドル作りでガラス容器を使う時の注意点の3つ目は、ガラス容器の口が広いものを選ぶことです。
例えばこんな形の容器だと、熱が容器内にたまって危険です。
実際に口が小さい容器を使っていて真ん中あたりで割れてしまった、という話も聞きます。
容器に対して口の直径が同じまたは大きいものを選ぶようにしましょう。
5cmくらいの広さがあると安心です。
容器の直径や小さいものや、複雑な形をしたものは避けるようにしましょう。
芯のサイズに気を付ける
キャンドル作りでガラス容器を使う時の注意点の4つ目は、芯のサイズに気を付けることです。
芯のサイズを適当に選んでしまうと危険です。
キャンドル専用の芯を買う時に3×3+2というような数字がかかれていますが、これは火を灯した時の炎の大きさとプール(液たまり)の幅に関係しています。
数字が大きい芯であればあるほど、炎は大きく、プールの幅も大きくなります。
なので、容器の直径よりもプール幅が小さくなる芯を選ぶようにしましょう!
使用したい容器とおすすめの芯のサイズは、私が実際に検証したものの例を紹介しておきますね↓
【平芯・パラフィンワックス使用時の例】
- 直径4㎝の容器を使用…2×3+2の芯(プール幅3.5~4㎝)
- 直径5㎝の容器を使用…3×3+2の芯(プール幅4~4.5㎝)
- 直径6㎝の容器を使用…4×3+2の芯(プール幅5.5~6㎝)
ガラス容器でキャンドルを作ったら安全確認もしよう
100均などの耐熱でないガラス容器でキャンドル作りをしたら、実際に灯して安全かどうか自分で確認してみましょう。
自宅で使う分にはいいですが、もし誰かにプレゼントしたり販売してから使用中に割れてしまったら大変ですよね。
なので、もし自分以外の人が使う場合は特に、キャンドル作りの後にその容器で大丈夫かどうか確認してみましょう。
多くのキャンドル作家さんが耐熱でないガラス容器を使用しているとお話ししましたが、作家さんたちも販売前には必ず「燃焼実験」という作業を行っています。
販売するものと同じキャンドルを一から灯し、
- ちゃんと燃えるのか
- キャンドルの大きさに対して芯のサイズは適正か
- 不具合はないか
- この大きさだとどのくらいの時間燃焼するのか
など多くのことを実験しています。
なので、ガラス製のキャンドル容器を扱う時にも細心の注意を払っておられるでしょう。
私もキャンドル制作の時に100均で売られている耐熱ではないガラス容器を使っていますが、割れたことは今のところ一度もありません。
自宅で自分で楽しむ分にはどんな容器でも構わないですが、もし誰かにプレゼントしたりする場合は必ず自分でも実際に灯して試してみたり、使い方の注意点を一緒に伝えてあげたりすると安心です!
最初にもお話しましたが、ガラス容器は割れる時は割れます。
もしどうしても不安な方は、なるべく耐熱の容器を選ぶか(耐熱でも割れるときは割れます)、火は灯さずインテリアとして楽しむように作るといいですね。
ろうを直接ガラス容器に入れず、大きさの異なるガラス容器を二重に重ねてキャンドルホルダーのようにすると割れる心配もないし、インテイリアとしても楽しめますよ。
火を灯したい時はティーライトキャンドルを中の容器に入れて使用すると良いでしょう♪
捨てないで!キャンドル作りで使えるガラス容器
陶器やガラス製の容器ならキャンドル作りに活用することができますよ!
家になんか捨てるのがもったいなくて置きっぱなしのガラス製のスイーツの容器など残っていませんか!?
そんな時は是非キャンドル作りに活用してみてください!
私は近くにお気に入りのケーキ屋さんがあるのですが、そこでよく買うスイーツがガラス容器に入っているんですよね。
そのガラス容器、よく見てみると私が普段キャンドルホルダー制作の時に使っているガラス容器とすごく似ている!?
普段キャンドル材料卸専門店でガラス容器を購入しているのですが、1つ180円~200円ほどするので、400円でスイーツを美味しく食べてキャンドルの材料にもなるなんて最高じゃないですか!!
もちろん、このように再利用している容器は自分の趣味用として使っています。
他にも、コストコで買ったグラス入りのティラミスも「これも使えそう!」と食べ終わったらきれいに洗ってとっておき、甥っ子姪っ子の夏休みの工作の材料として使いました♪
キャンドル作りのための容器、100均で買えるといっても安く使えるに越したことはないですよね!
もし、家にとってあるガラス製容器やスイーツを買った際についてきたガラス容器などがあれば是非活用してみてください。
もちろん、先ほどお話しした容器の形状や傷などにはよく注意してご使用くださいね。
まとめ
今回は「【100均でも大丈夫?】キャンドル作りでガラス容器を使う時の注意点」と題して、キャンドルを作る時のガラス容器の注意点や安全な使い方についてお話してきました。
割れたりしないか不安に思っていた100均のガラス容器も、注意点さえ気をつければキャンドル作りに使うことができます。
キャンドル作りでどんな容器を選んだりどのように扱ったりするかを知っていると、未然にトラブルを防ぐことができますね。
また、おうちにあるスイーツなどが入っていたガラス容器などを再利用することで安くガラス容器を手に入れることもできます♪
ガラス容器の正しい使い方を知って、これからも安全にキャンドルを楽しみましょう!
コメント